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ふっと ほほに 冷たい風を感じた。 …ん… ん!? い いけない! 瞬時に 意識が覚醒した! 「ああ、ごめん。起きちゃった?」 すぐ目の前に 彼の優しいほほえみ 助手席のドアを開けて 私に手を差し出してくれている 「ご、ごめんなさい!私!」 なんて 失礼なこと! 助手席で 寝てしまうなんて! 「無理ないよ。」 焦って起きあがろうとする私を制して 彼が私のシートベルトを外してくれる。 「日本時間なら 午前9時だ。昨夜から、ずっと 寝てないんだから。」 そっと 私を抱き上げてくれた。 「ゆっくりお風呂に入ってあたたまってから 休むといい。」 「す、すみません…。」 「『すみません』は、なし。」 優しくほほえんで、私のほほにキスをしてくれる。 私を抱き上げたまま リモコンを操作して車にロックをかける。 …ホテルの駐車場…? ゆうに 50台は入る広さ…。 …にしては…車の数は 5,6台しかない。 どれもこれも すっごく高そうな車ばかり…だ! こっちは、ベンツで そっちは、フェアレディ あっちにあるのは…ロ、ロールスロイス…?! どうやら よほどの金持ちばかりが 泊まるホテルらしい!! 蓮に抱き上げられたまま ついつい 目の保養をしてしまう。 それにしても …さすが フランス! 日本の駐車場みたいに 打ちっ放しのコンクリートなんかじゃない! 壁も床も大理石 シャンデリアもあれば 壁には アンチークな凝ったランプまで!! どこの超高級ホテルなの!? しばらくいくと大きな木のドア…これまた…凝ったデザインの…。 古風な見かけに反して すっと中央から左右に向かって開く。 …エレベーター…! 床に敷き詰めてるこれ…ずいぶんふかふかの絨毯…。 壁一面に薔薇模様の壁紙…天井にはシャンデリア…。 …エ、エレベーター…よ…ね!? こんなとこまで ここまで凝ってるなんて! 相当な 高級ホテルだ!超がつくくらい!! ― ちんっ ― 目的の階に着いたらしい。 エレベーターが軽やかな音で止まり、ドアが開いた。 「もう遅いし…直接 部屋に行こうね。」 「そ、そうですね。」 フロントでの手続きとか…明日でもいいのかな? いや。 こんな時間じゃ 受け付けも無人よね。 いたとしても、仮眠中だろうし…起こすのは申し訳ないものね。 敦賀さんが エレベーターを降りて 長い廊下に歩み出る。 やっぱり 廊下にも ずっと ふかふかの絨毯が敷き詰められ どういう しかけなのか 彼が歩むに連れて ぽっぽっと 灯りがともっていく トンボやら薔薇やら…一つ一つが すっごく凝ったデザインのランプ…。 まるで 別世界…。 …! 「あ、あの…お、おろしてください!わ、私…自分で 歩け…」 い、いけない! なにいつまでも 甘えてるの!私!! 「却下。」 「…は?」 「今日は お姫様になって 俺にかしづかせて?ね?」 「は、はぁ…。」 「お帰りなさいませ、おぼっちゃま。」 …え… 突如 廊下の陰から 人影が現れた。 「ようこそ、お越しくださいました。キョーコさま。」 …え…え!? 「遠藤さん!佳奈さん!『部屋の用意さえすんだら、先に休んでてください』って あれほど!」 「もうしわけありません」「私どもも 一刻も早く 京子さまに お目に掛かりたくて」 え、 遠藤さんご夫妻!? え え え え!? 「つ、敦賀さん!?」 「蓮」 「れ、蓮!こ、ここホテルじゃ…!」 たしか! パリコレ中は 市内のホテルにいるはず! 「クリスマス休暇中は、ブランド指定のホテルに拘束されることはないからね。一昨日の夜から、ここ。」 ま まさか 「 あ の 」 「ん?」 「こ、ここ…も…敦賀さ…れ、蓮所有…の べ、別荘…?」 「いや。」 ほっっっっっっっっっっっ 世界各地に持ってたら どうしようかと思った! 「あ、じゃ、じゃあ…お父様か…お知り合いの…。」 「ここは、君の。」 「 は い?」 「言ってたろ?ノートルダム大聖堂の鐘の音が大好きだって。」 「 は?」 え…?え!? 「ここなら 川越しに聴こえるよ。暖炉があるから 密閉はできない構造だしね。」 「今宵はクリスマス。教会はミサの鐘を鳴らし続けております。」 き きこえる! 確かに!! まねっこの音しか聴いた事ない…有名な…鐘の音! 「遠藤さん いっしょにきて、バルコニーの扉も開けてもらえる?」 「はい」 カツカツと 私を抱きかかえたまま 廊下を曲がる。 その先には 大理石のバルコニー。 バルコニーの上は…美しいステンドグラス!? 遠藤さんが、扉を開けた。 つっと 彼が 前に進み出てて…視界が一気に開けた。 目の前にセーヌ川の流れと…少し先に大聖堂が見える。 鐘の音が一段と大きく響く 目を閉じて うっとりと聴き惚れる。 「気にいってくれた?」 はた! 惚けてる場合じゃない! さ さっき なんて いった?! 「 あ あの こ、ここ…!」 「君の名義で買ってる。18歳の誕生日プレゼントに。」 「お誕生日、おめでとうございます。京子様」 「私どもからも 心より お祝い申し上げます。」 「プ、プ、プ…プレゼント…って…。」 「『去年よりは 多少豪華にするよ』って 言ってたよね?」 きゅらっ きゅららっ きゅらららっっっ![]() 「お誕生日おめでとう、キョーコ。こうして、一緒に迎えられて幸せだよ。」 熱い口づけを ぼんやり受け止める。 「 」 こ 声が出てこない! 「こんな時間でなければ、ぜひ、外からも ごらんいただきたいのですが…。」 「川面に ここの裏側が映っておりますわ。せめて、それだけでも…。」 「そうだね。ほら、下をのぞくといい。」 ぞくり ど どうしよう! 守護天使なんだか 背後霊なんだか 怨キョたちなんだか なにかが 後ろから『見るな 見るんじゃない!』って 大音量で警告発してる! なんだか すっごく 嫌な予感がするのっ!! Photo:「バラ窓【ノートルダム大聖堂】」 |
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|---|---|
【ステンドグラス】についてブログや通販での検索結果から見ると…
ステンドグラス をサーチエンジンで検索しマッシュアップした情報を集めてみると… ...続きを見る |
気になるワードを詳しく検索! 2008/06/07 14:35 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
おおおー!すんごいプレゼント用意しましたね、蓮さま。 |
もみー 2008/06/07 01:11 |
なんでしょう、多少って・・ |
ともにょ 2008/06/07 05:53 |
ヨソウガイデス・・・・・・・・・ |
李那 2008/06/07 06:00 |
もみー様 |
ことりん 2008/06/15 06:47 |
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